保育について

園の広場

さくらぐみ【実りの秋】

 秋になって、たくさんの収穫体験をすることができました。園生活だけでなく、家庭でお出かけした際に見つけたお米の生長を話してくれた子やもりもり農園の野菜や芋の生長を楽しみに待っている子などそれぞれの秋の実りに期待感をもっていました。稲刈りでは、はさみや鎌を使って収穫を行いましたが、汗だくになりながら一生懸命に切ったり刈る姿を見せてくれました。稲の束が大きいと切りにくいから少なくして…と考えたり、鎌を持つ手や動かし方を保育者から知らせてもらったりしながら真剣な表情で取り組んでいた子ども達。収穫後の脱穀やもみすり・精米の段階を経験することで、毎日食べているお米を作る過程や収穫の大変さを感じて「大切に食べよう」という気持をもったようです。

11月の目標

*気温差を感じ必要な生活習慣を身につけ、自ら行っていく
*季節の変化に気づき自然現象に興味・関心をもつ
*共通目的や目標をもって遊びを工夫しながら、遊びの内容を豊かにしていく

さくらぐみ【ことばって??】

 文字カードで言葉を組み合わせていると「り」「い」などは発音が似ているのに「違うの?」と驚くことが増えているさくら組。言葉の楽しさと難しさを感じています。そんな中、散歩に出かけた際に点字ブロックを見つけ「これは~」と説明してくれたお友達がいました。そこから視覚障害を持つ方は点字が文字の代わりになる、聴覚障害を持つ方には手話があることを知らせると、自分達とは違った見え方や伝え方があると知った子ども達。簡単な手話を一緒にやってみると「できた!」と得意げな表情を見せてくれました。10月にはデフリンピックも開催されるので、一緒に手話にも取り組んでみたいと思います。
「ことば」は一つだけではないこと、世界には様々な言葉があることに興味を広げてほしいと思っています。

10月の目標

*気温の変化に応じた生活の仕方がわかり、快適に過ごせるようにする
*友達と共通の目的を持ち、協力しながら活動を進めていく楽しさを味わう
*秋の自然に関心を持ち、工夫しながら遊びに取り入れて楽しむ

さくらぐみ【思いやりの気持ち】

 生活の中で起きる、おもちゃの取り合い等のトラブルで「思いやりの気持ちが大事だよ」と声掛けをしてきましたが、子ども達に「思いやりってどういうことだろう?」と尋ねると首をかしげて、言葉にして説明することが難しいようでした。大人の世界では当たり前に使っている言葉も、経験の少ない子ども達からすると漠然としかわからないようだったので、「思いやり」について一緒に考えてみました。すると、子ども達から「相手に優しくすること!」という声があがり、おもちゃを譲ったり困っている人に声を掛けることは思いやりの行動でもあると話をしました。8月の平和学習では「思いやりがあれば戦わずにすむ」という意見がでたり、場所の取り合いで「思いやりだよ」と声を掛け合いながら譲ってくれる姿が見られていて、心の成長を感じています。少しずつ思いやりの輪を広げていきたいです。

9月の目標

*適切な運動と休息の必要性を知り、健康衛生に留意して生活する
*共通の目的に向かって思いや考えを出し合いながら、友達とのつながりを深めていく
*身近な自然に関心を持ち、季節の変化に気づく

さくらぐみ【立ってできるかな】

 靴を履く時や着替え、給食の荷物の準備など、座って行うことが多く、少しずつ『立って』取り組むように促しています。衛生面もありますが、就学すると床に座って取り組む事が減ってきます。これからできるところから立っておこなえるようにしていきたいと思っています。 夏の間はプールやシャワーがあり着替える機会が多くあるため、ズボンをはく時によろけていた子もスームズにはけ、座り込まないことで早く取り組み終える子が増えました。しかし、靴はまだ難しい子が見られます。片手を壁などにつくとバランスがとりやすいようです。日々の積み重ねを大切にしながら、ご家庭と園とが一緒になって子どもの成長を育んでいきましょう。

8月の目標

*夏期の健康な過ごし方が分かり、快適に過ごす
*友達と協力したり、競い合ったりすることを楽しむ中で思い切り体を動かす
*夏の自然事象に関心を持ち、夏ならではのダイナミックな遊びを楽しむ

さくらぐみ【絞って、拭いたよ!】

 お掃除の手伝いとして、雑巾がけを一緒に取り組み始めました。初めは、雑巾の絞り方の要領がわからない、お尻を上げて進むことが難しいようでしたが、少しずつ慣れてきて一生懸命取り組んでいます。小学校へ行くと、掃除の時間があるので必ず雑巾を絞ることになります。就学したときに困らないためにも、雑巾やタオルなどを絞る経験を積んでいきたいと思っています。まだ絞る力が弱く、保育差が仕上げに絞って水が流れると「えっ!~頑張ったのにまだ出る」と驚く子ども達ですが、経験を重ねることで力もついてくると思います。ご家庭では絞ることがありますか?お手伝いの一つとしてテーブルを拭く時などお子さんの絞る力を見てみてください。

7月の目標

*夏期の健康・安全な過ごし方を知り、自ら行う
*夏ならではの遊びを楽しむ中で全身を動かして遊ぶ
*友達と協力しながら、一つのことに向かって頑張ることに喜びを感じる

さくらぐみ【歌っていいね♪】

 先月は、運動会の歌を元気に歌っていた子ども達。口を動かしてメロディを聞いて・・回数を重ねるごとに楽しく歌えるようになっており、音程を合わせたり、曲調に合わせて声色を変えることも頑張っています。歌詞の中にどのような物語があるのか一緒に考えると、いろいろな反応があり、子ども達の新鮮な視点に驚かされることもあります。どんな歌をうたっているのか尋ねてみて下さい。そこで、今月は月の歌でもある『あめふりくまのこ』の歌詞を自分なりにイメージして、絵に表現することにも挑戦してみたいと思っています。

6月の目標

*梅雨期の過ごし方を知り、衛生習慣を身につける
*梅雨期の自然事象や動植物に興味・関心をもって関わる
*自分の考えや思いを出し合いながら遊び、友達や異年齢児との繋がりを広げる

さくらぐみ【お話聞かせて!!】

 進級してしばらくは、新しい保育者と目が合うドキツとした表情を見せることもありましたが、少しずつ慣れて自分から「先生、昨日ね…」と話をしたり、ブロックで作ったものを得意げに説明する等、子ども達はいろいろな表情を見せています。慣れてきたことによってトラブルも増えてきていますが、自分の気持ちを伝える、相手の気持ちを知れるよう促しながら仲立ちしています。トラブルの場面だけでなく、言葉での説明が難しく気持ちを飲み込んでしまう姿も見られているので、保育者が言葉を補ったり気持ちの代弁をしながら関わることも多いです。ご家庭でも子ども達の話を聞いたり、気持ちを尋ねたりしながら言葉で伝わる喜びに共感していただければと思います。

5月の目標

*生活の仕方がわかり、身の回りのことを積極的にしようとする
*戸外で自然に触れたり、十分に身体を動かして遊ぶことを楽しむ
*友達と一緒に目標に向かって頑張る

さくらぐみ【年間目標 ~みんなで楽しく運動遊び~ 】

 【年間目標 ~自分の思いを伝える力~ 】
さくら組では年間を通して「表現遊びを通して自分の思いを伝える力を育む」ことを目標に取り組んでいきます。自分が思ったこと感じたことを絵にして表現していき、作品を通して友達の良かったところなどを言い合って一人ひとりを認め合っていくことで自信をつけられるようにしたいと思います。また、遊びを通して、役割分担を決めたり、協力し合ったり、応援したり互いに声を掛け合うことができる環境つくりに努めたり、後期には自分の思いを伝える方法の一つとして、文字の読み書きにも興味を持って取り組んでいけるように促していきたいと思っています。子ども達が保育者や友達との関りを通して、伝える楽しさや嬉しさを感じていき、自分から伝えたい気持ちを育みたいと思います。

4月の目標

*新しい環境になれ生活の流れを知り、出来ることは自分でする。
*進級したことを喜び、新しい保育士や友達と好きな遊びを楽しむ。
*身近な春の自然に興味・関心を持つ。

さくらぐみ【ゆげの朝】

 寒い日の朝「はーっ」と息を吐き「うわっ!口から煙がでた!」と、何度も息を吐いてゆげが出るのを楽しんでいました。そんな中「ゆげは暖かい時は見えないのに、寒いとどうして見えるのかな?」と疑問をもつ子がいました。息にふくまれる温かい水蒸気が、まわりの空気に冷やされて水滴になり白くなることを説明しましたが理解するのは少し難しかったようです。でも、息の温かさと空気の冷たさは感じることができ、こういう日は息が白く見える現象がおきることに気づくことができたことはよかったです。これからも、いろいろなことに興味関心をもち、試したり自分なりに考えることができる子になってほしいと思います。

3月の目標

*生活に必要な習慣や態度を身につけ、自信をもって生活する
*たくさんの人との出会いに感謝しながら、充実した園生活を送る
*感じたことや経験したことを文章や言葉で表現する

さくらぐみ【カルタ作り】

 カルタ作りをしました。グループで頭の文字が重ならないように話し合いをしてから読み札と絵札を作っていきました。まず「うーうさぎをみにいきました」等と文章を考え、次に文章にあった絵を描いていきましたが、製作の段階からとても楽しそうでした。完成し早速みんなで遊ぶと、誰かとるたびに「その絵○○ちゃんが描いたのだ!」等と大盛り上がりでした。手作りかるた遊びを通し、既製品の立派なものよりも自分達で作ったものは、既製品にはない温かみと味があり、「そうしたら曲がる!」等と物を大切にしようとする姿も見られ嬉しく思いました。

2月の目標

*冬の健康な過ごし方がわかり、自ら気をつけて生活しようとする
*一つの目的に向かって互いに協力したり、認め合ったりする中で仲間意識を深めていく
*身近な冬の自然現象に自ら関わり、考えたり、調べたりしながら関心を高める

さくらぐみ【大根と人参の収穫】

 もりもり農園で大根と黒田五寸人参を育てました。大根は大きく育つように二つの苗のうち丈夫な苗を残して「まびき」を行いました。どうして抜かないといけないのか最初は不思議そうにしていましたが、残した苗を大きくするためだと分かると、手を合わせて「大きくなりますように」とお願いしていました。そのかいあってか収穫期になり力をいれてぬくと大きな大根と人参がでてきました。いろいろな形があって、友達と「○○みたいだね」と言い合い喜んでいました。次の日の給食の味噌汁に大根が入っており、嬉しそうに食べていた子ども達。育てる→収穫する→食べるという過程から食べ物の大切さを学ぶことができ、きれいに食べようとする意識も出てきました。これからも、食の大切さを知らせていきたいです。

1月の目標

*冬の生活習慣が身につき、健康に過ごす
*冬の自然現象や伝承遊びに興味・関心をもつ
*仲間意識を高めていきながら、友達と一つの目標に向かって頑張ろうとする

さくらぐみ【ハロウィンの大きなカボチャ】

 ハロウィンのとき玄関に飾ってあった顔つきの大きなカボチャ。子ども達は、時々カボチャの顔の表情が変わるのに気づき玄関ホールを通るたびに楽しんでいました。ハロウィンが終わり、改めて大きなカボチャを見ると「中身はどんな色なのかな?」「種があるのかな?」「種は何色?」等と子ども達から疑問の声が聞かれたので、切って中を確認することにしました。「中身はオレンジじゃない」「黄緑だよ」「大きいカボチャだから種も大きいかもよ」等と様々に想像しながら包丁を入れるカウントダウンをしました。「3・2・1」とカボチャがわれると大きな歓声と共に、「普通のカボチャと同じだ!」との声。今後も子ども達の素直な疑問を聞きながら、一緒に考えたり試したりしていきたいと思います。

12月の目標

*病気の予防や衣服の調節など、冬の健康に必要な生活習慣を身につける
*友達と一緒に一つの目標に向かって、協力して取り組む楽しさや達成感を味わう
*冬の身近な自然や社会事象に興味・関心をもつ