保育について

園の広場

つぼみぐみ【うんどうあそび】

 先月はホールや園庭などでのびのびと遊びました。個人差はありますが、少しずつ歩行も安定してきて行動範囲が広がり探索活動が盛んです。ボールを転がして追いかけたり、鉄棒では握力がつき数秒ぶら下がったりできる子もいます。園庭では海賊船の滑り台がお気に入りで、階段を昇っては滑ることを何度も繰り返して楽しんでいます。
また、手指運動では、「ポットン落とし」や「おえかき」「スプーン遊び」等で握ったり、つまんだりして物の操作が上手になってきています。手指運動の発達は、箸をつかったり衣服の着脱など生活習慣を習得することにも繋がりますので、ご家庭でも保育参観時の遊びをヒントに一緒に遊ばれてみて下さい。

10月の目標

*気温差に応じて衣服・寝具の調節をしながら健康に過ごす
*保育者と一緒に戸外遊びや散歩を通して秋の自然に触れながら探索活動を楽しむ

ももぐみ【一緒にあーそぼ♪】

 先月は異年齢の子と一緒に遊ぶ機会がたくさんあり、嬉しそうにする子もいれば、少し緊張した様子の子と様々な反応が見られました。緊張していた子も遊びだすとすぐに打ちとけ手を繋いで遊んだり、お兄さんのお腹をちょんちょんとつついてちょっかいを掛けて笑いあう姿もあり、とても微笑ましかったです。泣き出してしまう子もいましたが、保育者が声をかけたり、傍らについて一緒に遊んだりすることで遊び始めることができました。異年齢の子との交流では、「お兄さんてすごい」と尊敬し、少し難しいことも真似て「やってみよう」とする気持ちが芽生え、年齢は違っても大人とは違う子ども同士の遊ぶ楽しさを味わうこともできます。これからも、いろいろな年齢の子との関りを大切にし、成長を育んでいきたいと思います。

10月の目標

*気温や体調の変化に留意してもらいながら健康に過ごす中で、できることを自分でやってみようとする
*戸外遊びや散歩に行き、秋の自然(食べ物、虫など)を見たり、触れたりすることを楽しむ

すみれぐみ【おもちゃ貸せるかな?】

 おもちゃで遊んでいると「かーして」「いやだ」という声が聞こえてきました。近くにいた保育者が気づいて声をかけると「おもちゃを貸してくれない」と訴えていました。2歳児になると友達への興味が高まり友達が使っているおもちゃを自分も使ってみたいという気持が強くなります。物の貸し借りとして「貸して」という言葉は使えても、貸す方は「まだ遊んでいるのに」と譲ることが難しいのが現状でトラブルになってしまいます。「貸してほしい」「まだ使いたい」という両者の気持ちを受け入れながら、「たくさん持っているから分けてあげよう」「○○君の次に貸してもらおう」等と分かりやすい言葉で伝え対応しています。上手くいくことばかりではありませんが、繰り返し知らせていきたいと思います。

10月の目標

*季節の変化や朝晩の気温の変化に留意し、健康的に過ごせるようにする
*体を動かしたり、戸外に出かけどんぐりや落ち葉などに触れたりしながら、秋の自然に興味をもつ

たんぽぽぐみ【秋さがし】

 まだまだ暑い日が続いた9月でしたが少し涼しい時間帯や日陰などを見つけながら、戸外遊びを楽しんでいました。その中で、たんぽぽ組さんが喜んで歌っている「とんぼ」探しをすることにしました。虫取り網片手に「いたー!」「あっちだよ!」と走って追いかけ、捕まえると「とんぼの目は何色かな?」とみんなでじっーと観察していました。翌日、見つけたとんぼを思い出しながら折り紙でとんぼ製作を楽しみ、今、たんぽぽ組のお部屋には色とりどりのとんぼが飛んでいます。これからもお散歩や収穫を通して様々な自然との出会いを大切にしていきたいと思います。

10月の目標

*季節の変化に応じて、安全で快適な生活ができるようにする
*自分で出来ることはしようとし、生活や遊びの中で簡単なルールの大切さに気づき守ろうとする
*秋の自然を見たり触れたり、戸外でのびのびと体を動かして遊びを楽しむ

ゆりぐみ【はかりっこ・くらべっこ】

 お部屋の中にある物や果物の重さを計りではかったり、普段使っている玩具や用具の長さを定規を使ってはかり、比べっこして楽しみました。目盛りを読むのはまだ難しいので、目盛りの所にカラーテープを貼ってどちらが重いか・長いか等を比べていきました。いろいろな物を比較するとき、子ども達は全てを「大きい・小さい」という言葉で表現していました。しかし、今回比べっこすることで、比べっこすることで比べる物により「大小」「重い・軽い」「長短」「高低」「多少」等の言葉があることに気づき、意識して使おうとしていました。私達大人も、日頃からこういう言葉を積極的に使っていきたいと思いました。

10月の目標

*気温の変化に応じて保健的で安全な環境を作り、健康で快適に過ごせるようにする
*ルールのある遊びやごっこ遊びを楽しむ中で、友達に思いを伝え、繋がりを広げていく
*身近な秋の自然に触れたり、収穫を楽しんだりしながら季節の変化や自然事象に興味・関心をもつ

さくらぐみ【ことばって??】

 文字カードで言葉を組み合わせていると「り」「い」などは発音が似ているのに「違うの?」と驚くことが増えているさくら組。言葉の楽しさと難しさを感じています。そんな中、散歩に出かけた際に点字ブロックを見つけ「これは~」と説明してくれたお友達がいました。そこから視覚障害を持つ方は点字が文字の代わりになる、聴覚障害を持つ方には手話があることを知らせると、自分達とは違った見え方や伝え方があると知った子ども達。簡単な手話を一緒にやってみると「できた!」と得意げな表情を見せてくれました。10月にはデフリンピックも開催されるので、一緒に手話にも取り組んでみたいと思います。
「ことば」は一つだけではないこと、世界には様々な言葉があることに興味を広げてほしいと思っています。

10月の目標

*気温の変化に応じた生活の仕方がわかり、快適に過ごせるようにする
*友達と共通の目的を持ち、協力しながら活動を進めていく楽しさを味わう
*秋の自然に関心を持ち、工夫しながら遊びに取り入れて楽しむ